■排泄のしつけ1
最初から子イヌに1度も失敗をさせてはいけません。 これには3つの
理由があります。 第1に、たった1回のおしっこやうんちが原因で習慣 となるからです。 第2に、子イヌは排泄をしているだけでなく、臭いの マーキングもしているからです。市販の消臭剤のCMは強力な効果をう
たっていますが、イヌの尿臭はなかなか消えず、この臭いが抜群に敏感 な神経を通って子イヌの鼻から脳、膀胱へと 「おしっこはここだよ!」 という情報を伝達します。 第3に、1回排便を落としただけでも掃除が
大変です。
排泄に失敗するのは、排泄する場所の問題です。そう、場所!場所! 場所!つまり、イヌにとっては正常で自然な行動が、「間違った」(不
適切な)場所で起こっただけに過ぎません。 よって、排泄のしつけは、 子イヌが正しい場所で排泄した時にほめて食べ物をごほうびに与えれ ば、すぐ簡単にうまくいきます。
あなたの子イヌが自分の排泄物は自動
販売機に入れるコインと同じだと認識すると、つまり、正しい場所で排 泄物を落とすとごほうびがもらえるということに気づくと、もう他の場 所で排泄したいとは思わなくなります。
そして、子イヌは自分のトイレ
で排泄したいと思うようになります。 なぜなら、他の場所で排泄したり、 あなたの留守中に部屋で排泄したりすると、ごほうびと引き換えになる はずだった排泄物をムダに使ってしまうことになるからです。
また、子イヌに与えるごほうびに差をつけると、特定のトイレを使う ようにトレーニングできるでしょう。 子イヌがどれだけ「犬用トイレ」
に近いところで排泄したかを基準に、ごほうびのレベルを変えるように します。 まず子イヌが外で排泄するたびに「いい子だ!」とほめるとこ ろから始めます。 そしてトイレから5メートル以内で排泄したら、ほめ
て耳の後ろを掻いてやります。 2メートル以内で排泄したら、「おお〜 いい子だねえ!」とほめて、ボンボンと体をたたいてドッグフードを1 粒与えます。 そしてちょうどトイレの位置で排泄したら、レバーのおや
つをう個与え、「おお〜、いい子いい子!!」とほめて、何度も体を掻い たりたたいたりしてやって、夕食にはバーベキューのラム肉を与え、テ レビは好きな番組を見させてやり、バハマ族行にも無料で招待してあげ
ちゃいます。
イヌでも人間の子どもでも、排泄のしつけをする時にはご ほうびをケチケチすると効き目がありません。 排泄に失敗するのはタイミングの問題でもあります。
子イヌが正しい
時間に間違った場所にいたか(膀胱も腸もいっぱいになっている時に家 の中にいた)、正しい場所にいたがタイミングが間違っていたか(膀胱 も腸も空っぼの時に外にいた)のどちらかです。
タイミングを計ることは、排泄のしつけに成功する必須条件です。 事 実、効率よく効果的に排泄のしつけができるかどうかは、子イヌがいつ
排泄したくなるかを予測できるかどうかにかかっています。 そしてその 後に、子イヌをトイレまで連れていき、子イヌが正しい場所で正しい時 間に正しいことをしたらほめてやります。
短時間狭い場所に子イヌを閉じ込めておくと、排泄のタイミングをつ かむのにとても便利です。 子イヌは狭い場所に閉じ込められると、一時 的に(約90分)排泄をがまんします。当然ですが自分の寝床を汚すの
はイヤだからです。
ですからクレートから解放されて自由になったらす ぐに、子イヌは排泄したくなっています。 家の中では、子イヌにリードを付けて室内に置いておきます。

または
犬用ベッドに置いておくかクレートに入れておいてもいいでしょう。 1 時間ごとに子イヌを解放して、「外へ」と言います。 そして急いで子イ ヌをトイレに連れていきます。 必要があればリードを付けてください。
でも早く、急いで、急いで!!ゆっくりしているヒマはありません。 でな いと、子イヌはトイレに行く途中でおしっこやうんちをしてしまいます。 ですから、子イヌに「急いで!」「してきなさい」、その他社会的に受け
入れられる婉曲的な排泄の号令を使って、子イヌに排泄をするように指 示します。
私はいつも「おしっこ、うんちで、クッキーだよ!」と言い ます。子イヌが排泄するまで3分待ちます。 幼い子イヌは、通常1分以
内に排尿します。 そして1分か2分以内に排便もします(膀胱も腸もク レートに閉じ込められている間にいっぱいになっており、走ってトイレ に連れていく間に、子イヌは揺さぶられてがまんの限界に達していま
す)。
いったん成功したら(子イヌがトイレで排泄したら)、子イヌを大 げさにほめてください。 とてもすばらしいことをした、と知らせてあげ
るのです。 具体的には、食べ物を数個与えて一緒に遊んでやるか、とっ ておきのごほうび、つまり散歩に連れていってやります。 もし子イヌが時間内に排泄しなかったらどうしますか?そんなこと
大した問題ではありません。 ただ単に家に連れて帰って、もう1時間ク レートに入れておきます。 このプロセスを毎時間繰り返すと、子イヌは いずれ排泄しますので、その時にいっぱいほめてやります。
「簡単!簡
単!」と子イヌは言うでしょう。 このようにして、子イヌが適切な行動 をするたびに徐々にその行動が強化されていき、子イヌは「外へ!」 「急いで!」と指示されたらどうしたらよいのかを学習します。 つまり、
号令で排泄できるようになるのです。
■しつけの実践(同じカテゴリ) 家庭のエチケット
/ 排泄のしつけ1 / 排泄のしつけ2 / 犬の噛むこと
/ 犬が掘ること / 犬が吠える理由 / 犬が吠える
/ 家でひとりぽっち留守番 / 犬の分離不安 / 犬の分離快感
/ 犬が飛びつく / パビーパーティーと基本練習 /
犬のしつけサイト・しつ犬のトップに戻る
|