■子どもに子犬と一緒の時
子どもがいる飼い主にとっては次の数ヶ月はちょっとした難関です。 それでも、子どもと育った子犬は通常すばらしく良い気質を発達させ ることを考えると、非常に価値のある挑戦と言えます。子犬が常に子
どもと接するような環境で成長すると、将来子犬が驚いたり腹がたつ ようなことはほとんどなくなります。 とはいえ、あなたの子犬と子 どもが最高の関係を築けるようにするには、そして子イヌが良い性格と
安定した気質をはぐくむようにするためには、 子犬だけでなく子どもも教育する必要があります。
子どもがいない飼い主にとっては、社会化はもっと難関です。 知り合
いの子どもを家に招待して子犬と一緒に遊んでもらいましょう。 ゆっ くりしているヒマはありません。 子犬が子どもを大好きになるように 教えることは緊急の優先課題なのです。

■子どもに子犬と一緒の時はどうふるまったらよいか教える
子どもは何をしでかすか分からず、すぐに子犬を興奮させてしまう
ため、子犬に追いかけられたり、ふざけて乱暴に扱われてしまいます。
実際、子どもは急に走ったり、ジャンプしたり、スキップしたり、あっ ちこっちにダッシュしたり、こけたりと何をするか分かりません。 また、
手をバタバタさせたり、ものをつかんだり、ひっぱったり、抱きついた り、強く握りしめたり、たたいたり、つついたり、ぶつかったりもしま すし、大声で叫んだり、甲高い声でキャーキャーわめいたりもします。
そこで私は、子どもにはあれをしてはダメ、これをしてはダメという 代わりに、拮抗条件付けを使用することをすすめます。 例えば、犬ヌが近くにいる時はいつも、子どもに座りなさいとか、じっと立ってい
なさい、やさしくお話しなさい、手を体の横につけなさい、ゆっくり動 きなさい、といったことを言ってきかせるのです。
そしてすべての人に単純な1つのルールを守ってもらいます。子犬
と遊びたかったら、まず子イヌに遊びたいかどうかきくこと。 つまり、 子犬を呼んでオスワリをさせることです。 もし子犬が呼んでも来な かったりオスワリしなかったら、それ以上子犬に接触させるのはすすめません。 なぜなら、子犬がその人と知り合いになりたがっていない
のは明らかであり、その人が子イヌをコントロールできないことも一目 瞭然からです。
これ以上子犬と交流しようとしても子犬は悪い癖を 身につけるだけで、まず間違いなく後になって子イヌは罰を受けること
になってしまいます。 したがって、子どもでも大人でも、あなたの子イ ヌと遊びたい人は皆、早急に子犬 の扱い方を学ぶ必要があります。 子どもには、子どもに適したトレーニングテクニックを使って子イヌ
のコントロールの仕方を教えてください。 そのテクニックとは、子犬 にリードを付けずにごほうびトレーニング法でしつけることで す。
この方法なら、子どもがイヌに触る必要がないため腕力も必要あり
ません。子イヌが子どものところに来てしっぼを振りながらオスワリし たとしたら、そのとき子どもが声を上げて笑ったりくすくす言ったりし ていたとしても、その子どもは子イヌのコントロールができており、子犬は子どもの要求を尊重して服従しようとしていると言えるでしょ
う。
ごほうびトレーニングのテクニックを使えば、子どもは上 手にイヌをしつけられるようになりますし、子どもの自尊心を大いにく すぐることにもなります。
さらにごほうびトレーニングの良い点は、子犬はトレーニ ング中にたくさんの食べ物のごほうびをもらえるために、子どもが好き になるということです。 事実、犬に子どもを好きになるように教える
時は、食べ物のごほうびは必須アイテムと言えるでしょう。
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