■落ち着いて静かに
最初から子イヌの日課に、短い静かにする時間を何度も作るようにし
ます。忘れないでください、子イヌはイライラする子どものオモチヤと は違います。 乱暴だからといって、体から電池を抜きとるというわけに はいかないのです。 ですからいわば、イヌのスイッチの「切り方」を学
ぶ必要があります。 子イヌを横にならせておとなしくさせておくには、 散歩や、子イヌの大好きなもの、わくわくするようなゲームをごほうび に使うことを覚えてください。
1日を通して、家で比較的長めに子イヌをおとなしくさせるようにします。
例えば、テレビを見ている時、子イヌにはリードを付けて横にな らせておくか、犬用ベッドに寝そべらせておきます。 そしてCMになる
と子イヌを解放して、遊びをとり入れた活動的な短いトレーニング・セ ッションを行います。 そして子イヌと遊んでいる時に、30秒ごとに横になって静かにする
ようにさせます。 手始めに、ほんの2秒間子イヌに横になってじっとさ せて、その後また遊びに戻してやります。 このとき「いいよ」「よし」 「遊んでおいで」というような子イヌを解放する号令を使用するといい
でしょう。
そして30秒したらもう1度プレイセッションに介入して、 3秒間静かにさせます。 次に4秒、5秒、8秒、10秒、というように静か
にする時間を延ばしていきます。 「おとなしく」と「行きなさい」を交 互に繰り返して行うと、徐々に子イヌが指示に従ってすぐにおとなしく なるようになります。
いったん子イヌが何が起こっているのかを判断できるようになった ら、この練習を散歩中に行うといいでしょう。 近所を一回りして散歩す る途中で、ときどき数秒間子イヌにおとなしくさせて、その後また散歩
を続けます。 トレーニングを楽しくしようと思ったら、20mほど歩いた ら毎回、子イヌにおとなしくするよう指示を出します。 子イヌがおとな しくしている間、あなたは新聞記事を1つ読むとか、本を1ページ読む
とかします。 前述の練習を繰り返すと、あなたの子イヌは、どんなに興奮している 時でも、何かに気がそれている時でも、1回の号令ですぐにおとなしく することを学習します。

それどころか自分から喜んでおとなしくするよ
うになります。 というのも、おとなしくするように言われたからといっ て世界が終わるわけじゃないし、散歩が終わると決まったわけでもない、 と知っているからです。それどころか、イヌが学習したのは、「おとな
しく」というのは単なるくつろいだタイムアウトになることで、やさし くほめてもらえて、かわいがってくれて、その後また元気いっぱいの楽 しい時間がやってくる、ということです。
幼い子イヌにルールが多すぎると良くありません。 あなたの子イヌに 教えることは、「要求されたらおとなしく言うことを聞くように、そう
したら楽しいことがいっぱいあるよ」ということです。
子イヌの頃に勝 手にリードをひっぱらせてしまうと、成犬になってもひっぱります。 ま
た子イヌの頃に無制限に何度も介入することなく遊ばせてしまうと、成 犬になったら注意力の欠けたコントロールの効かないイヌになってしま います。 遊びとトレーニングを組み合わせたり、トレーニングと散歩を
組み合わせたりしましょう。 そうすればすぐにトレーニングは楽しいも のとなり、(遊びと散歩という)楽しい活動が生まれます。
■しつけの実践(同じカテゴリ) 良いマナー・練習のポイント
/ お座り(オスワリ) / オスワリ〜フセ〜オスワリ /
オスワリ〜タテ〜フセ〜タテ / 別のフセ・ロールオーバー
/ 飛躍的前進その1 / 飛躍的前進その2 / マテ・犬は何を学習したの?
/ 日常生活の中でのごほうび / 落ち着いて静かに /
リコール(呼び戻し) / リードを付けて歩く / リードを付けずについてくる
/ り一ドを付けないでツケ / 右に回る・左に回る /
リードを付けてツケをさせる / リードを付けて歩かせる
/ イヌと一緒に楽しく散歩 /
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