■日常生活の中でのごほうび
子イヌの時期のトレーニングは簡単で、して欲しいことは何でも簡単
に教えることができます。 まさに、幼い子イヌはあなたから要求された ことを、ただそれをすること自体を目的として何でもやってのけます。 ところが青年期に近づくと、突然すべてをこっぱみじんに打ち砕くよう
な「なぜしないといけないの?」という質問をし始めるのです。
子イヌが「オスワリ」の意味を学習したからといって、あなたがオス ワリするように要求したら必ずオスワリするとは限らないのです。
結論
から申し上げると、どんな教育プログラムにおいてももっとも重要な要 素は、対象が子ども、従業員、夫、イヌと何であっても、「なぜ従わな いといけないのか?」を教えることです。 つまり、従うことの意味を教
えることなのです。 要は、あなたの子イヌに協力したらいいことがある ということを教えることができたら、子イヌは喜んで従うってわけです! さて、トレーニングをイヌの日課や生活習慣に組み込んでしまいまし
ょう。 まず最初に、「あなたの子イヌが喜ぶことリスト」を作成します。
そして、単純で効果的なルールを設けます。「子イヌは何をしてもOK。
ただし、どんなことをするときもその前にオスワリをすること」という ルールです。 これはイヌの作法であって、「お願い○○させて!」とい うのと同じです。
この手法を使えば、あっという間に子イヌはあなたの望みに従うと何 が起こるか理解し、自分から喜んで夢中になって従うようになります。
この段階では、あなたのイヌはあなたがして欲しいことをしたがるよう になっているのです。
基本的に子イヌには、あなたがトレーナーで子イヌは生徒だというこ
とを覚え込ませる必要があります。子イヌに次のように信じさせてくだ さい。 「オスワリはイヌの合図で、オスワリさえすればご主人は僕がし て欲しいことを何でもしてくれる。例えば、オスワリしたらドアを開け
てくれる(礼儀正しいんだなあ)、オスワリしたら耳をマッサージして くれる(やさしいなあ)、オスワリしたらソファで一緒に寝てくれる (思いやりがあるなあ)、オスワリしたらテニスボールを投げてくれる
(運動神経がいいなあ)、オスワリしたらご飯を作ってくれる(よくしつ けられてるなあ)」というように。
このようにトレーニングをイヌの日課に組み込むと、イヌが確実に反
応するようになるだけでなくイヌ自身も楽しく自由を謳歌できるように なります。
一方、玄関から外に出るといった単純なことでも、しつけら れていないコントロールが効かないイヌだと、これほど時間がムダにか
かり見通しの暗くなるものはありません。
飼い主の中には、イヌにリー ドを付けて外に連れ出すということだけで5分もかかる人がいます。 こ
れをイヌの一生に置き換えると、1日に1回イヌと家から出るという作 業だけのために、ゆうに2週間以上ムダにすることになるのです。
言い 換えると、朝から晩までまる1日、玄関でイヌとすったもんだするのを
14日間続けることになります。その結果として、イヌと散歩に行くの がそんなに大変ならもうそこまでして出かけなくてもいいや、という飼 い主がたくさん出てくることになるのです。
ところが、よくしつけられたイヌの場合は、ご主人と一緒に散歩に、 ピクニックに、お出かけに、ドライブに、というチャンスが待っていま す。
また来客があった時も行儀良くできるため、外に放り出されたり、
奥の部屋に閉じ込められたりすることはまずありません。
よくしつけら れたイヌは、楽しいことがいっぱいなのです。

次のことをする前には、必ずオスワリさせます。
1.人に挨拶する。 2.犬に挨拶する。 3.家の中に入る。 4.ソファに上がる。 5.ソファの上で抱きしめてもらう。
6.リードを付けてもらう。 7.外出する。 8.玄関から出る。 9.車に乗る。 10.車から降りる。 11.リードをはずしてもらう。
12.ボールを投げてもらう。 13.ポールを返してもらう。 14.また、ボールを投げてもらう。 15.ご飯を食べる。
■しつけの実践(同じカテゴリ) 良いマナー・練習のポイント
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オスワリ〜タテ〜フセ〜タテ / 別のフセ・ロールオーバー
/ 飛躍的前進その1 / 飛躍的前進その2 / マテ・犬は何を学習したの?
/ 日常生活の中でのごほうび / 落ち着いて静かに /
リコール(呼び戻し) / リードを付けて歩く / リードを付けずについてくる
/ り一ドを付けないでツケ / 右に回る・左に回る /
リードを付けてツケをさせる / リードを付けて歩かせる
/ イヌと一緒に楽しく散歩 /
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