■マテ(待て) あなたのイヌが要求に応じて喜 んですぐに姿勢を変えることがで きるようになったら、姿勢を変え
るたびに、数秒間たってからごほ うびを与えるようにします。
子イ ヌが正しい位置でじっとしていら れたら(マテをしていられたら)、 その間ずっとやさしくほめてやり
ます。 子イヌがじっとしている間、 数を数えるのもよいでしょう。 「いい子だワン、いい子だツー、 いい子だスリー」というように。 はじめは簡単に達成できる目標
にしておくと、子イヌにすぐに成功させてやることができます。 例えば、 マスチフの子イヌなら3秒、ラブラドールは落ち着きがないから1秒、 トイ犬種やテリア犬種の場合はもっと簡単にして、0.25秒じっとしてい
られたら即座にごほうびを与えます。
そして、次回からは0.5秒、1秒、 2秒、3秒、5秒、8秒、10秒、15秒と毎回マテの時間を延ばしていきま
す。 そうすれば、すぐに分単位のマテができるようになります。 このプ ロセスに従って子イヌにごほうびを与えるまでの時間を毎回延ばしてい くと、徐々に子イヌがマテをしている時間を延ばすことができ、同時に
ごほうびを与える必要もなくなっていきます。
ご家族で競争して、誰が子イヌに1つの姿勢でマテをさせて一番長く ごほうびを与えないでいられるか比べてください。 3つの姿勢の指示の
順番をいろいろ変えて、あなた独自の連続動作の号令を作るといいで しょう。
例えば、子イヌがオスワリしているところから始めて、フセ→ タテ→フセ→オスワリ→タテ→オスワリという順で指示を出します。ど
の姿勢の時も毎回、そのままの状態でじっとさせておく時間を変えるこ とが大切です。

■犬は何を学習したの?
ママがキッチンでオスワリのトレーニングをしていたとしたら、子イ ヌが学んだことは、「キッチンにママとおやつがある時は、オスワリと 言われたら座ったほうがいい」ということです。 つまり、この子イヌは
パパや子どもにオスワリと言われてもオスワリをするとは 限りません。 また、ママがキッチンじゃなくてリビングルームにいる時、 庭や公園にいる時にオスワリと言われても、オスワリするとは限りませ
ん。 はたまた、ママがキッチンにいる時ならいつでもオスワリするとい う保証もないのです。 基本的にあなたが子イヌに教えることができたの は、ある特定の状況に限ってオスワリをしたらいいことがある、という
ことに過ぎません。
もしあなたの子イヌに、どんな環境や状況であろうと、家族全員の言 うことに従って欲しいのなら、家族全員があらゆる環境や状況で子イヌ
をトレーニングしなければなりません。
子イヌにここ、あそこ、そして どこでも反応するようにしつけたければ、それこそ、ここ、あそこ、そ してどこででも子イヌをトレーニングしておく必要があるということで
す。
成功の秘訣は子イヌを小刻みに瀕繁にトレーニングすること。 少な くとも1日に50回のトレーニング・セッションを行ってください。とい
っても1回に数秒以上かかるセッションはせいぜい2回ぐらいにしまし よつ。
短いトレーニングを何回も行うためには、トレーニングを1日の決ま
ったスケジュールや生活習慣に組み込んでしまうことをすすめます。 例 を挙げると、連続してさまざまな動作をさせている最中に時計の長針が 12時を指すたびに、そのときの子イヌの姿勢でマテをさせます。
マテ
の指示を出すタイミングは、テレビでCMが入るたび、冷蔵庫を開ける たび、お茶を入れるたび、本のページをめくるたび、新聞記事を1つ読 むたび、というのでもいいでしょう。
実際、あなたがかわいい育ち盛りの子イヌを飼っていることを思い出 すたびにトレーニングするようにすれば、特に日常生活から離れること なく、あっという問に1日50回のトレーニング・セッションを超えてし
まいます。
■しつけの実践(同じカテゴリ) 良いマナー・練習のポイント
/ お座り(オスワリ) / オスワリ〜フセ〜オスワリ /
オスワリ〜タテ〜フセ〜タテ / 別のフセ・ロールオーバー
/ 飛躍的前進その1 / 飛躍的前進その2 / マテ・犬は何を学習したの?
/ 日常生活の中でのごほうび / 落ち着いて静かに /
リコール(呼び戻し) / リードを付けて歩く / リードを付けずについてくる
/ り一ドを付けないでツケ / 右に回る・左に回る /
リードを付けてツケをさせる / リードを付けて歩かせる
/ イヌと一緒に楽しく散歩 /
犬のしつけサイト・しつ犬のトップに戻る
|