■飛躍的前進 その2
第2段階:食べ物のごほうびを減らしていく
まず最初に戻って、食べ物をごほうびに使って簡単なテストを行い、あ なたの子イヌが何回パピー・プッシュアップス(オスワリとフセを交互
に行うこと)ができるか見てください。 おやつは手にずっと持ったまま で与えないでください。 おやつを与えないでがまんできる時間が長いほ ど、トレーニングは早く進みます(実際、これが「マテ」や「放して」
を教える方法なのです)。 さあ、あなたの子イヌがたった1つの食べ物 が欲しいためにどれぐらい喜んでがんばれるかわかりましたね。
ご家族
やお友だちとこのテストをして、誰がたった1つのごほうびで、一番た くさん子イヌにパピー・プッシュアップスをさせることができるか競争 してみましょう。
このように、小さなごほうびで多くのことを要求する
ことで、徐々に段階を追って、トレーニングに使用する食べ物のごほう びをなくしていくことができます。
さて、手には何も持たないでポケットにはごほうび用の食べ物を入れ
て、オスワリ→フセ→オスワリ→タテ→フセ→タテの連続動作を繰り返 して誘導します。
焦って子イヌに食べ物のごほうびを与えようとしては いけませんよ。 むしろ逆に、ごほうびのおやつ1個1個を金メダルのよ
うに大事に扱ってください。 そして、子イヌがすばらしく敏捷にピシッ とかっこよく反応した時にだけ、すぐにごほうびを与えるのです。
これが第2段階の飛踵的前進です。
子イヌはあなたのポケットに食べ
物のごほうびが入っているのは間違いないけれど、自分が正しい反応し たからといって毎回ごほうびがもらえるわけではない、ということを学 習しました。

第3段階:食べ物のごほうびをなくしていく さて次は、ポケットの中を空っぼにして、ごほうびに食べ物を与える
代わりに子イヌをほめたり、かわいがったり、オモチヤを与えたり、ゲ ームで遊んだり、大好きなことをしてあげたり、その他日常生活の中で イヌが喜ぶことをごほうびに使うようにします。
これは第3段階の飛躍的前進です。
子イヌは、あなたのポケットには 食べ物は入っていないけれど、正しい行動をしたらもっと良いことがあ
ると学習しました。
第4段階:外的なごほうびをなくしていく 最終的には、ごほうびを使わなくても子イヌは望ましい行動をするよ
うになります。 ごほうびを与えることは、常に1つの手段ではありすば らしいことでもあるのですが、子イヌはもうごほうびがもらえるという 期待がなくても、正しい行動ができるようになっているのです。 むしろ、
自分からそうしたくて、あなたの要求に従っていると言えます。
この第4段階の飛躍的前進に達した後は、もう外的なごほうびを与え る必要はなくなっています。 なぜならあなたの子イヌの良い行動は自己
強化になっているからです。 ある意味では、個々の正しい反応をするこ と自体が、子イヌにとってごほうびになっているわけです。 これと同じ ことが、人が読書をしたり、ランニングをしたり、車を運転したり、ゲ
ームで遊んだり、スポーツをしたり、ダンスをしたりする時にも言えま す。 そこにごほうびは必要がなく、参加すること自体がごほうびになっているのです。
■しつけの実践(同じカテゴリ) 良いマナー・練習のポイント
/ お座り(オスワリ) / オスワリ〜フセ〜オスワリ /
オスワリ〜タテ〜フセ〜タテ / 別のフセ・ロールオーバー
/ 飛躍的前進その1 / 飛躍的前進その2 / マテ・犬は何を学習したの?
/ 日常生活の中でのごほうび / 落ち着いて静かに /
リコール(呼び戻し) / リードを付けて歩く / リードを付けずについてくる
/ り一ドを付けないでツケ / 右に回る・左に回る /
リードを付けてツケをさせる / リードを付けて歩かせる
/ イヌと一緒に楽しく散歩 /
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